北海道教育委員会は、査定昇給制度の目的に「教職員給与の水準の全体的な向上」と、「士気向上」を挙げています。しかし、この制度は教育条理の観点で大きな問題を抱えており、実際には「士気向上」ではなく、学校現場に混乱を持たせる非教育的な性格が強いものであると考えます。
子どもの人格を育てる営みと、実績主義・成果主義は矛盾します
学校における教育活動は、子どもたちの人格の完成をめざして行う協力・協同の営みです。査定昇給制度は、教職員集団として協同して行う教育活動を、個人の実績・成果として評価するものです。制度が運用されると学校づくりに競争と管理の考え方が持ち込まれ、教育活動を変質させることが予想されます。