この1週間、名古屋大学宗谷教育調査団のみなさんが、稚内や礼文で教育調査をされていました。

私たち宗谷の教職員は、若い彼らの「宗谷の教育」ということを探求しようとする姿勢に学ぶことが多いような気がします。


よく、組合の会議などで全道や全国の集まりに行くと「あ、宗谷の、『宗谷の教育』ですよね」と言われることがあります。

しかし、当然のことですが、いざ自分の学校で、目の前の子どもたちと一緒にいるときはそうしたことは意識しません。

空気のようだったり、当然のこととして日々の生活の中にあるといったところです。

もちろん、改善すべきところや今日的課題に照らして工夫していきながら、実践をしているというところが現実です。

 

奇しくも、学習指導要領が新しくなり、教育課程づくりを進める時機です。

現在のところは、教育課程づくりも少しずつスタートしたというところ。

 

宗谷の先生方が長い歴史の中で受け継いできた「教育課程づくり」という考え方でいえば、これまでの財産や現在進行形で取り組んでいる教訓を、実践しながらまとめていくことが大事なのではないかと思います。

今月初めに、道徳についての学習資料を出しました。この資料は理論的な視点が多くなってしまいましたが、宗谷の各学校の実践から教育課程づくりについてまとめていくということがあってもいいのではないかとも考えられるのではないかと思います。


名古屋大学のみなさんの学ぶ姿から、そんなことを考えました。

そして、学校づくりや職場づくりを進めること、「宗谷の教育」という教育学を自分たちのものとして実践していくことの大切さに気付かされます。