夏休みも後半に突入し、様々な教育研究集会が行われていますね。

 

全国や全道の教育実践のうねりを感じて宗谷に戻る方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

いつもは「忙しい」という言葉がよく聞かれる学校現場で、夏休みはちょっと余裕をもって「こんな教育がいいな」ということを考えることができる時期でもあります。

 

 

 

8月12日の北海道新聞「卓上四季」が『なんか変だな』というタイトルで文部科学省の教育条件整備の矛盾について記しています。▶リンクはこちら

 

教育にかかるコストは自己負担、教職員定数は増やさないのに、貧困な働き方については必要性を語ることに対するものです。

 

 

 

「なんでこんなにやることあるんだろう」とか「もっとこういう授業したいのにな」ということと、日々の忙しさって真反対の位置にあるようで、実は根っこでつながっています。

 

私たち教職員が持っている「いい先生になりたい」「こんな教育できればいいな」ということを、声に出していくことが、仲間をつくり、想いを広めていく事につながるのです。

 

最近、一般的にも聞くようになった「教師の多忙化」や「部活動問題」も、こうして広く聞かれる話題になってきたものです。

 

 

 

同じように、「こんな教育実践をしていきたい」ということを語り合う文化を持ち合うことも大切なことです。

 

教職員組合は、次期学習指導要領を前に、こうした想いを後押しする取り組みをすすめています。

 

 

 

例えば、「学習指導要領をどう読めばいいか」とか「これから何が変わるのか」、あるいは「私たちはどんな対策をすべきか」ということなど、教職員組合運動が得意とするところです。

 

2020年に向けて、私たちの大先輩の時代から受け継いできた「学校づくり」ということを、今日的にアレンジして実践していくのは、私たちなのです。

 

 

 

だからこそ、「こんな教育、したいね」と語り合う場として、教職員組合運動があるのです。

 

『教育のこと、考えてみたいな』と思ったときに、あなたのそばの教職員組合が、実はすごく頼りになるものです。

 

 

 

組合を引っ張る側の先生方とは、そんな想いを後押しできる取り組みを広げていきたいと願っています。