早いもので4月も下旬に入ります。ものすごく寒い日が続いていて、ほがらかな暖かさはもうちょっと先にあるようです。

 

そんな中、宗谷教組では各支部で歓迎会が行われたり、臨時教職員部で教採学習会が行われるなど、春らしさが広がっています。

 

 

 

先日の支部代表者会議での出来事。

 

街にホームセンターがない支部の代表者の先生が、この春宗谷に来たばかりの先生を稚内まで乗せてきてくれたそうです。

 

教員住宅って、窓のサイズが特殊だったり、蛍光灯がない場合もあるので、春は何かとホームセンターのお世話になるものです。もちろん、引っ越してきたばかりっていろいろと調達する品々がありますよね。

 

そうした買い物をするひと手間をサポートし合うというのも宗谷の春の光景のひとつかもしれません。

 

 

 

また、青年部「センたま」や臨教部学習会では、職場の先生方が会場まで一緒に来てくれる場面もありました。

 

初めての場所に行くって勇気がいるものです。

 

そんな中で、「どーもー」とか言いながら、「今度、うちに来た○○先生です」と紹介してくれるだけでも、すごく背中を押してもらえてる気持ちが増すものです。

 

 

 

世代が変わっても、こうして誘い合ったり、「一緒に行ってみよう」とお誘いするっていうのが脈々と受け継がれるのは、私たちもそうしてもらったから…なのでしょう。

 

 

 

「宗谷に初めて来たときに、先輩にお世話になったなぁ」

 

 

 

こうした思いが、教師としての自分に深まりを持たせたり、「次は自分が何できるかな」と思ったりもするものです。

 

職場づくりや学校づくりも同じように、「これ、大切にしたいよね」ということで受け継がれてきたのだろうと思います。

 

個人的なつながりもそうですが、「民主的学校づくり」というのは、こうした積み重ねで豊かになっているのでしょう。

 

 

 

ひとりひとりが「次は自分が…」と思うことこそ、教育をより良くする第一歩になっているのだと信じています。