東京で道徳教育を25年くらい研究している研究会に参加しました。

きっかけは、局の「道徳教育推進教師」の研修会。レジュメの中にいろいろな道徳教育の考え方が書かれていて、そのなかのひとつが気になり、調べてみたら研究会があるというので、「年に一度」の研究会があるというタイミングだったことから、参加してみました。

 

「道徳の教科化」であるとか、学習指導要領改訂による「資質・能力」や「アクティブ・ラーニング」であるとか、文部科学省・中央教育審議会の審議などの中でどのような言葉が使われているか…とか、それを自分たちの実践に引き寄せて考える時に、どんな可能性があるか…など、しっかりと研究されている様子が感じられました。「なんとなくこんな感じ」ではなく、文部科学省の動向を実践に引き寄せるという考え方は宗谷でも通用するのではないかと思いました。しかし、そのためには、自分たちの教育実践(例えば、「宗谷の教育」の考え方に立った我が校の教育実践や教育課程…など)を整理・精査することが重要なんだろうと思います。

 

忙しい毎日の中で、こうした作業は非常に大変です。

しかし、施策などの影響で「やらされる実践、やらないといけない実践」であるよりは、しっかりと研究を重ねて「時節に合わせた、理論的にも充実している実践」をすることが子どもたちのためには最良なのではないかということです。

もちろん、こうした教育実践を行うのは組合ではありません。各学校の教職員のみなさんの力合わせの賜物です。組合は、一歩下がったところからそうした教育実践が花開くよう学習会を組織するなど、後方支援をしていくのです。これまでもそうだったように、2020年に向かっても、こうした営みを大切にしていきたいです。