宗谷教組が位置する北海道宗谷地方には、10の市町村があります。
宗谷教職員組合として各市町村ごとに「支部」を置いています。
宗谷には、山の街、海の街、離島と様々な街があり、地域性も様々です。
稚内から一番離れている学校は、150Km。東京-静岡と同じ距離だとか。

宗谷教組の各支部も様々な「味」があります。
ベテランの先生に学び、堅実に運動をしている支部もあれば、最近は、若い先生方が奮闘している支部も多くあります。

そんな中から、とある街の「支部会議」の様子がとても印象的でした。

毎回、ごはんを食べながらの「支部会議」は先生方が語ることに主眼を置いています。
日ごろ思っていることや、教育のこと、社会情勢などテンポよく語られました。
「じゃあまず、この話題をー…」としなくても自然と話が流れるのが、切り盛りの腕のみせどころかと感じました。

また、この支部のすばらしいところは、話した内容をすかさず「支部情報」にまとめて発行していることです。
参加できなかった組合員の先生だけでなく、「組合ってこういう教育的な取り組みをしているんだ」ということを伝えていくためには欠かせない取り組みです。

「組合っていいな」っていう活動を、宗谷の中にひろめていきたい。
そのためには、「組合はここで動いている」ということを、みんなで確かめ合っていく必要があると考えています。
実際、本部にいてもわからないところで、実に様々な「組合の取り組み」が行われています。
そうしたひとつひとつを、見えるようにすることが組合の財産につながるのではないかと思っています。