遅ればせながら、新年度はじめての更新です。
新学期、始業式や入学式で初めて出逢う子どもたちとの瞬間を大切にして、ほっとひといき…そんなひとときにごらんいただければ…って思い書いています。

担任をしなくなって、組合で仕事をするようになって3年が経って…。
だから見えてくるということもあります。
その中で思うのは、子どもが「今、こう思っている(あのとき、こう思っていた)」ということを、どう理解しあうか…っていうことは、とっても大事だなぁって思うことがよくあります。

その方法はいろいろあります。
最近は、「子どもがこんなふうに育つ○○指導法」なんていうような本が売っていたりしますが…、ちょっとそれとは違う視点で。
書くことって大事だなぁって思います。それは、担任である私たち「先生」も、子どもたちも。
先生である私たちは学級通信で綴ったり、子どもたちは日記などで気軽に思いを伝えられる仕組みを作ったりして・・・。

もう何年も前に担任をした6年生とは、詩の読み合いをしました。
「全校のリーダーとしてデビューした新6年生」の思いが書かれた作品です。



「3つの詩のどれに共感するか」ということを書いてもらう。これだけでも、一人ひとりの子どもの「新学期の悩み」や「葛藤」が見えてきたものです。
「全員が「期待」を持っているわけではない」…これをわかっているだけでも、学級での語り方は変わってきたような気がします。
たとえば、ちょっとした時間に読み合うとか、誌上討論をするとか。深めていく方法もあるでしょう。

こういう、学級の、学校の昔ながらの営みを大切にしていくことって、教育実践を紡ぐ者として大切なような気がします。