宗谷教職員組合では、2月16日に「第31回定期大会」を開催します。
定期大会は、1年間の教職員組合運動を振り返り、これからの運動に展望を持つ大切な機会です。
宗谷教組本部では、議案書の作成をはじめとして、組合づくりを考え合う有意義な一日となるよう準備を進めているところです。
学校で働いていると、管理職から提案があってやらねばならないことだったり、「明日の授業」を迎えるために時間を必要とするものだったり、1日はあっというまに過ぎていきます。ちょっと油断をすると、ニュースを見る時間どころか、天気予報を気にする隙間もないほどです。
そんな中でも社会は動いています。
北海道では4月に行われる知事選に向けて候補者が着々と決まっていたり、教育に関するあり方についても「教員の働き方」に関する中教審答申が発表されていたりして、私たちの身近なところの変化も実はけっこうあるものです。
教職員組合の役割としてこうした社会情勢や教育課題に対して方針を掲げたり、私たちの願いが少しでも織り込まれるように運動を興すことがあります。定期大会は、こうした取り組みを振り返る機会でもあります。
そして何より、私たちが大切にしていきたい「民主的学校づくり」という営みが各学校でどんなふうに行われてきたかを、定期大会という一日を節目として、立ち止まって振り返る機会でもあります。
ある大規模分会でのことです。
定年退職される組合員の先生がいるので、お食事会を開きました。一週前には職場全体の勇退感謝会も行われています。やはり、職場と分会とは雰囲気が違うもので、「やっぱり分会としてみんなで集まってよかったね」という感想が述べられていました。
こんなふうに教職員組合の取組に関わって「やってみたら、よかった」ということ、実は意外とたくさんあるものです。こうして、忙しい中でも「やってみよう」ってなって、そうしたら「よかった」ということが、宗谷教組の組合づくりに大きな意味を持たせます。
例えばこの「よかった」という思いを、組合に入っていないあの先生とも味わえれば…って思うことはありませんか?
そこに未来につながる大きな一歩があるのだと思います。
私たちは宗谷教組の教職員組合運動を、たくさんの方と語り合うことで豊かに広げていきたいと考えています。
宗谷の学校づくりを語ったり、子どもたちの学びをもとに学び合ったり、何よりも私たち自身がつながりあって未来に向けて元気に教職員組合に集い合っていくことを大切にしていきたいと思うのです。
そして、「そうだね」と分かり合える仲間を増やしていきたいのです。
宗谷教組の定期大会は毎年20本近くの討論参加があり、参加される先生方の様々なエピソードが語られます。
今回の定期大会でも、たくさんのエピソードから教職員組合運動を考えていきたいと願っています。
「私たちが、教職員組合運動を元気に創っていく」
そんな思いがたくさん広がる1日となることを願っています。