おそらく宗谷教組としては初めて取り組んだのが「秋の教育研究集会」。

かつては、「春のフェスタ、秋の合同教研、冬の全国教研」と言っていた時代もあるそうですが、最近は「春のフェスタ」が唯一の『組合の学びといえば…』の取り組みになっていました。

春の学び愛フェスタの総括の中で「やっぱり管内の先生方どうしで集う学び合いは大事にしたい」という声があって、「じゃあ、やってみよう!」ということになった集まりです。なかなか学習の場面に集えない中学校の先生方を激励したいという願いも込めての分科会設定というのも、いつもとは違う挑戦ではありました。

  

内容は「道徳の教科化」に関する『ミニシンポジウム』と、『分科会』。

 

分科会は中学校の各教科をベースにして作りたかったものの、参加者が組織できず実施できなものもありました。また、レポーター・一般参加者(オブザーバー)がいるにも関わらず、助言者を見つけ出せないやきもきもあったりしました。

 

天候に恵まれたこともあり、30名を超える方が参加してくれました。

 

「道徳の教科化」のミニシンポジウムでは、『考えるきっかけになった』という感想もありました。宗谷で道徳について考える意識を共有するということ、その根底に民主的学校づくりや教育課程ということがしっかりと根付いている議論ができるということを改めて感じさせられました。

 

分科会は、教科によって参加者数にはばらつきがあったものの、どの分科会も日々の課題意識が語られる様子が見られました。

 

7月から構想を練って、参加者集約の進まなさなどから運営は一筋縄ではいかない部分がありました。しかし、多くの教訓が見出せた1日になりました。感想の中に「まずは『やってみた』ということの意義がある」という趣旨の言葉がありました。その次の運動、これからの集まり・場づくりということについてのヒントがここにあるような気がします。