世の中には様々な「団体」があります。

学校のような公的な組織があれば、趣味に集う集まりもあるてしょう。

町内会やPTAのように、所属する地域などをよりよくするための団体もあります。

教職員組合や民主教育研究団体のように、職業の専門性から任意で加入する会もあります。

 

 

宗谷の中では1960年代ころから活発に教職員組合運動が行われてきました。

もう60年も教職員組合の運動をしてきたわけです。

今も昔も変わらないのは、教育条理を大切にした「民主的学校づくり」という考え方です。

時代が変わり、少しずつニュアンスは変わっていますが、根幹は変わっていません。

 

 

しかし、時代が変わっても変わらないものがあります。

それは、宗谷教組が持つ「教育の分野における専門性」と、「職場づくりや仲間づくりを組織する」ということです。

 

 

先生方と授業づくりや集団づくりについて語り合う、いわゆる「教育研究運動」の分野は、次期学習指導要領の完全実施を前に、ますます重要な取り組みになっていくでしょう。

 

日常生活や授業を通して子どもたちと関わり合う中で、例えば地域の大人と出逢わせる取り組みをしたり、子どもたちが未来に希望を持てるよう援助していくことの重要性が増している時代です。

 

 

教職員組合運動がこうした時代において果たすことができる役割は、教育実践を通して社会に問題提起をすること、対話運動を軸にしながら教育の条理を訴えることです。

 

そして、教職員組合運動に集う仲間と「学校ではない集える場所がある」ということに歓びを感じながら、たくさんのみなさんと運動を愉しみたいと願ってます。

 

 

そしてさらに、中央委員会を節目に、「組合っていいな」「誰かに伝えてみたいな」という機会を持てるようにする方策もみんなで考えていけたら…と思います。