昔、宗谷では連続教育講座なる取り組みをしている職場が多くあったそうです。
今でいうなら研修でのメンター方式…というのが似ているような気がしますが、ちょっと違うようです。
毎度テーマを決めて、先輩教師が経験を話す。それに基づいて「そういえば、うちの学級のあの子がね…」と話に花が咲く。そして、学校づくりにも視点が拡がる…そんな場が教育講座運動なのだと聞いています。
組合が二つに分かれてからは、分会として取り組んできた経過もあります。
「そんな学びを管内規模でやってみよう」と思い立ったのが25年前。「学び愛フェスタ」の誕生です。
多い時には50種類近くの分科会が開かれていた時期もあるとか。
その秘密は分科会の持ち方。「あなた学ぶ人、私話す人」という講義形式ではなく、「参加者みんなが実践者」のスタンスを取っていたため、『2人いれば分科会成立』としていたんだとか。
最近は、組合に加入している先生のふたりに一人が参加した…という盛況ぶりも。
ここ数年は、道民教(北海道民間教育研究団体連絡協議会)のみなさんによる講座を設けたり、専門部が創意工夫をしながら分科会を行っています。
今年の講座は全部で10種類になります。
昨年のフェスタでは「専門的な講座を聞くことができて刺激になった」「月曜日からまたがんばろうと思えた」「さっそく子どもたちと学んだことを取り組んでみたい」というような感想が届きました。
また、フェスタの起源でもある「宗谷の先生方同士でも学びたい」という声も生まれ始めています。
今年のフェスタは5月13日です。
宗谷にいながら、たくさんの実践を学べる機会です。ぜひ、稚内に来ませんか?