教職員組合運動を創る立場として、うれしいこと。

 

「要求が叶う」とか「全道・全国の仲間と出逢える」とかあるものの、なんといっても「組合加入の報告を聞く瞬間」です。

 

 

 

労働組合とか教職員組合のイメージは、残念ながら「今どきな感じ」はしないことがままあります。

 

実際、組合に加入して下さっている方に聞いても「古い・硬い・わかりにくい」と言われるくらいですから。

 

 

 

しかし、一方で「頼もしい」「優しい」という声もあります。

 

各職場に分会があって、創意工夫をしながら本部や支部と連携をして取り組みを進めます。

 

また、目の前の子どもたちの“いま”と“未来”に想いを馳せながら、「宗谷教組として、いま何をすべきか」ということに取り組みます。

 

賃金交渉や、定員・教育予算交渉の課題として取り扱ってもらうものもあったりして、要求が叶うようにちょっとずつ力を出し合ったりもします。

 

もちろん、各学校での「職場づくり」への気遣い・心配りも忘れちゃいけないポイントです。

 

 

 

教職員組合として、社会情勢や教育課題について「いま、こうなっているんだよ」という発信もします。

 

時には『今の忙しさにいっぱいいっぱいで、考える暇なんてないよ』という声を聞くこともあります。一方で、「ふと読んでみたら、大事だと感じた」という声を聞くことももちろんあります。

 

 

 

大ベテランの先生が、組合にまだ入っていない先生に次のようなたとえ話をしてくれたそうです。

 

教職員組合運動は、じゃんけんなんだ。

 

道教委は「パー」、先生方は「グー」だ。そして、組合は「チョキ」なんだ。

 

道教委の施策は上から来るから、先生方は何もできなくて「負け」てしまう。

 

でも、教職員組合があれば「勝つ」ことができる。

 

たとえ勝てなくても、先生方も入れば(三つ巴で)「あいこ」だ!

 

 

 

多岐にわたる教職員組合運動の中で、どこかに「いいな」と思ったら、“試しに宗谷教組、入ってみようかな”と思ってくれたらものすごくうれしい。

 

「子どもたちのために、今よりもうちょっと何かしてみたい」というときに、教職員組合のことを考えてくれる方が増えるといいなと思います。