2学期がスタートしました。

 

学校の教育活動の中で、秋の節目といえば、学芸会や学校祭があります。

 

子どもたちが、発表当日に向かう取り組みの中でどんなコトを身に着けるかということを先生方は考えながら取り組みを進めたりするものです。

 

そして何より、学芸会や学校祭って、学校の文化創造活動という側面が非常に強い取り組みです。

 

 

 

稚内には、有名な「南中ソーラン」があります。

 

これはわかりやすい例のひとつになりますが、「うちの学校はこれを取り組まにゃはじまらない」という取り組みがそれぞれの学校にはあるものです。

 

それは民舞だったり合唱だったり、あるいは太鼓だったり器楽だったり…様々だと思います。

 

 

 

例えば器楽。宗谷管内の小学校では、街の中心校でも20人前後という場合が多くあります。

 

ある学校では、「人数が少ない器楽で、どう盛り上がりを持たせよう」という悩みがあったといいます。

 

そして、ある学年がキーボードとアンプを駆使して、演奏することを思いつきました。

 

その学年は10名程度の学級。ほぼ、ひとりずつ違うパートを演奏します。

 

 

 

これが大成功。その姿を見て、「自分たちも学年器楽ができる高学年になったら、がんばりたい」と、子どもたちの中で、伝統が生まれました。

 

 

 

どんな学校文化も、最初はとある先生の思いつきや挑戦だったりするものです。

 

それが、伝統ある文化創造活動になっていくかどうか…というところに、教育実践としての仕掛けがあるのではないでしょうか。そして、こうした「仕掛け」の部分には、小学校の「学芸会」、中学校の「学校祭」という見た目の上での違いは、あまり関係がないように感じます。

 

 

 

さて、9月10日は「センたま」です。

 

テーマは「学芸会」としていますが、こうした大きな、ダイナミックな「学校の文化創造活動」について交流できればと思います。

 

小学校の先生も、中学校の先生も、ふるってご参加ください。