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ブログ「言の葉」HEADLINE

第1回組合づくり勉強会 『組合づくりで「学ぶこと」を考えるとは』

私たちは経験から学ぶというやり方で組合運動を伝承してきました。それは人から人へと受け継がれる形で現在につながってきています。一方で、様々な情勢の変化によって、私たち自身が考える「組合の姿」というのも変わってきているのが現実にある姿です。

そこで、いま組合づくりを担っている私たちが組合づくりについて学び合う機会として「組合づくり勉強会」という集まりを創りました。

夏に行われた道教組の「委員長・書記長会議」をきっかけとして、網走教組執行部のみなさんと宗谷教組の交流が実現する運びとなりました。11月1日、宗谷教組ではおそらくはじめてとなる「組合づくり勉強会」という集まりを開きました。

組合づくりと教育実践


話題提供として3人の先生にお話をしていただきました。
網走教組委員長・大坪先生からは「組合づくりと教育実践」というテーマでお話をしていただきました。
教師生活のスタートが枝幸町、宗谷の教職員組合の組合員として過ごした若いころの経験と、他管異動をしてオホーツク管内に異動し、網走教組ととともに歩んできたこと、網走教組で取り組んでいる教研活動「まなビバ」についてお話をしていただきました。「よき教師はよき組合員」という言葉は参加した宗谷教組の先生方の心に響いたようです。

宗谷からは枝幸支部が取り組んだ支部学習会の取り組みと、青年部が取り組んできた学習会の例会の歴史と今後について話題提供をしました。
宗谷教組では、「身近なところで学べるように」ということを意識しあう支部・専門部活動ということで、枝幸支部が定期的に支部学習会を、青年部関連では今年度は礼文支部青年部と豊富支部青年部が夏に学習会を行いました。こうした取り組みを「見える化」していくことも大切なことです。

参加された先生方の感想から


今回の組合づくり勉強会は枝幸町での開催ということもあり、各支部執行部の先生だけでなく、枝幸や浜頓別の先生が参加してくれました。また、道教組に集う他の単組との交流も貴重な機会となりました。

集まって語ることが元気につながる!


宗谷の教職員組合として


道教組に集う私たちだから…



はじめての「組合づくり勉強会」を終えて


教職員組合が「教育研究活動」を大切にすることについては、目の前の子どもたちに寄り添う教職員として社会情勢や教育課題を学び、子どもたちの日常に即してそうした情勢を語る。あるいは、教育実践に還していくために大切な営みなのだと思います。

こうした視点を宗谷教組だけでなく、網走教組執行部のみなさんとと共に確かめられたというのが、今回の「組合づくり勉強会」の大きな財産だと思っています。それは、私たちは道教組に集う仲間だからです。道教組に集うそれぞれの単組にとって、「私はこの学校で教育実践をがんばっている。その仲間が全道にいるんだ」というバックボーンに気付くことができた経験は、宗谷・網走の教職員組合運動に生かされるのではないかと感じています。


2014年11月3日