先週末の道新(9月20日付け)に「道徳『教科』に格上げ」という記事が掲載されました。
中央教育審議会の「道徳教育専門部会」は、9月19日に「特別の教科 道徳」に関する答申案をまとめたということです。
「特別の教科」
→以下の点で一般教科とは異なる点があるから
→原則として学級担任が担当
→数値評価はなじまない
検定教科書の導入
→「教科書の内容を一方的に教え込むのは不適切」
→地域に根差した郷土資料など多様な教材の供用を求める
→時数は、年間35時間
→指導項目は「正直」「誠実」「公平」「正義」
→情報モラルや生命倫理も盛り込む
授業形態
→学級担任が担当、討論を重視。
→全教職員が得意分野を生かした指導を求める
→保護者や地域住民を対象にした公開授業も。
評価
→数値評価ではなく、学習状況や成長の様子を記述式で
スケジュール
→今年10月の中教審総会で審議
→本年度中に学習指導要領を一部改正
→教科化は2018年度以降 |
現場では「道徳教育推進教師」の研修に関する苦悩なんかも聞いたりします。
今年から使うことになった「私たちの道徳」について、「児童・生徒が家庭に持ち帰っていない」ことを問題視した文部科学大臣の発言など、道徳教育についての動きが強まっています。
道徳をどう教えるかということをそろそろ真剣に考える必要があると感じています。
たまたま先日「組合の事務所という場所で、教育に関する学びなどの営みができないのかなぁ」という声を聞きました。
管内中で行われている教育活動・教育実践について、組合として考え合えれば…ということです。
話題を元に戻して…。報道によると、教科化は2018年以降。それまでの残された時間の中で、「私たちは道徳教育をこんなふうに教えていきたい」ということを、宗谷教組として考え合い学び合う動きを創りたいと考え始めています。