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ブログ「言の葉」HEADLINE

先生の放課後


組合の事務所にいても、忙しいなぁと思う日々です。
学校で働く先生方の、瞬発力を求められる忙しさとはちょっと違うかもしれません。
社会情勢・教育課題が緊迫していて、じわーっと忙しさが迫ってくる感じです。

そんな中で、1冊の本に出逢いました。朝日新聞教育チームによる「いま、先生は…」という本です。
この中で、若い先生が組合の事務所に集い語り合う学び合いを組織している様子が掲載されています。

25歳の若い先生が、「エデュカフェ」という学習の場を組織します。

エデュケーション(教育)のカフェ、という意味だ。教職員組合の事務所を借りて2008年から、月一回のペースで会を開いている。
〜中略〜
「日々の悩みやしんどさに共感してもらえる場が要る。たまり場で、趣味の話もしながらゆっくり交流できる。そんな場がほしい」


こうして作られた学習の場…とのこと。
「あぁ、いいなぁ」と思ったのは、場づくり。

組合の事務所の部屋をカフェのように整備したといいます。

「組合の事務所を、くつろげるカフェにしよう」と提案した。一〇〇円ショップでカップを買い、観葉植物を置き、テーブルクロスを敷いた。ゴーギャンの絵はがきやゴッホのポスターを飾り、スリッパを新しくし、カーテンをつけてもらった。
〜中略〜
あまり勉強ばかりだと息が詰まると、遊びも準備する。飲み会を企画したり、組合のソフトバレーボール大会に参加したり、バーベキュー大会も開いたりしている。
 「自由でまったりとした時間がとても必要だと思う」。「失敗したっていいんだ、と自分が子どもに言えるゆとりがほしい。エデュカフェには、この仕事をやっていてよかった、と気づくゆとりがある」


こういう工夫が大事なんじゃないかと思いました。
宗谷教組にも事務所があるわけで、でも、雑然としています。

「ちょっとほっこりしに、会館に行ってみようかな」
そう思える、先生の放課後があることって、素敵なことなんじゃないかと思いました。
少しずつ、できることをやってみたいと感じました。

※青色字は引用。「いま、先生は…」/朝日新聞教育チーム より抜粋




2014年5月21日