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ブログ「言の葉」HEADLINE

「集団的自衛権」と「子どもたちの言い争い」


集団的自衛権の行使を閣議決定により可能にする…という動きが気になるところです。
先日、憲法についての学習会に参加してから考えていることです。

「集団的自衛権」の考え方って、教室の中での子どもたちの関わり合いの中でたまぁに起こることに似ているなぁと考えています。

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おやおや、鹿さんとリスさんが喧嘩をしています。







そこに、リスさんとなかよしの熊さんがやってきました。
熊さんは「オレは自分のコトのように怒っている。がるー!」と怒りに満ちています。








そうこうしているうちに、鹿さんとリスさんは、自分たちだけで話し合いによって、喧嘩をやめることができました。
それでも、熊さんはまだ怒ったままです。








そうこうしているうちに、熊さんは「ぼくの大事なリスくんをこまらせやがってー」と、鹿さんに攻撃をしました。








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こういう感じのトラブルが教室で起こった時に、熊さんは「なんで関係ないのに手を出して…。いいかげんにしなさい!」と言われたりするものです。

集団的自衛権とは「自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を自国が直接攻撃されていないにも関わらず、実力を持って阻止する権利」のことだそうです。(政府見解

集団的自衛権って、ここに例を挙げた鹿さんとリスさんと熊さんのお話の一連の流れがそのまま当てはまるのではないでしょうか。
教室では、友達のために代わりにけんかすることって許されることではないはずなのですが、国際社会では「大切な考え方」とされている部分に、矛盾を感じます。




2014年5月8日