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ブログ「言の葉」HEADLINE

「仲間と生きる」ということを…

ちょっと前になりましたが、豊富支部の支部総会に呼んでいただきました。
支部活動の総括・方針だけでなく、いまの社会情勢・教育課題について学び考える理由についても、改めて考える機会となりました。

各分会の「指針」交流の場面では、「組合は教師の学校」であることが改めて語られました。その中で、『学校の先生だからできること』のひとつとして「仲間と生きるということを伝えられる」という言葉が印象的でした。

ないとうは、6年生の担任をしていたある年のこと。「組合で民主的討議について学んでよかった」と思ったことがありました。
後期の児童会選挙。なかなか会長候補が決まりません。民主的に話しあわせながらも、どうしようかなぁと考えていた時のことです。
このときに組合で学んだ考え方で役に立ったのが、人事の時によく聞く「理解と納得」。
6年生の子どもたち、学級のリーダーや全校のリーダーを分かち合いながら、どう組織化していくかという考え方を話し、子どもたちなりに「理解と納得」を見いだしていきました。

私自身が組合活動に携わっていなければ、「理解と納得」の考え方を生かして、子どもたちに語ることができなかっただろうし、子どもたちが困っているときに、適切なアドバイスはできなかったなぁ…と今になっても振り返ります。

それまでは、「組合やめようかな」と思った時期もありました。でも、このことをきっかけに、組合って勉強になるんだなと思えるようになりました。

組合に集うと、一人ひとりの経験がたくさん語られ、また聞くことができます。学ぶことができます。
集まったら話に花が咲くのだろうって思います。それが組合です。そして、組合の良さを感じる先生が少しずつ増えて行くんだろうと思います。


2014年5月1日